シティ、“120億円FW”ラウタロ争奪戦に参戦か CL出場停止撤回&罰金減額で積極補強へ

多くのビッグクラブから注目を集めているFWラウタロ・マルティネス【写真:Getty Images】
多くのビッグクラブから注目を集めているFWラウタロ・マルティネス【写真:Getty Images】

UEFAによる処分撤回のシティ、バルセロナが狙うインテルFWラウタロに触手

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)による裁定でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)などの欧州カップ戦への出場権が復活したが、そのことは補強活動への後押しになっているという。

 シティはファイナンシャル・フェアプレー規約への違反により、来季から2シーズン欧州サッカー連盟(UEFA)の主催大会への出場権をはく奪された。しかし、これを不服としたシティの訴えがあり、CASは最終判断として出場停止処分の撤回と罰金の大幅な減額を決めた。

 これにより、シティは懸案だった補強活動へ大きな後押しを受けた。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、シティがインテルの若きアタッカーであるアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスの獲得に動き出したと報じている。

 ラウタロに関してはスペインの強豪バルセロナが熱心に獲得を狙っていたものの、現金ですべてを支払いたくないバルセロナがレギュラークラスではない期限付き移籍中の選手などを交渉に含めようとして、インテルにことごとく拒否されたとされる。そして、最終的には移籍金の高さで断念したとの報道もあった。

 一方でシティは新たな動きになるとされ、1億ユーロ(約120億円)は少なくとも必要だとされるラウタロの獲得にどこまで本腰を入れるかは不透明だが、少なくとも処分撤回が補強へのモチベーションになっていることは間違いなさそうだ。

 10月初旬まで開くことになっている移籍市場の間、これまで出遅れている形になったシティがどのようなオファー攻勢を見せるかは注目ポイントになりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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