英紙がACL浦和戦を報じる “教え子”武藤の先制ゴールで敵将は「呪われた」

シドニーFC相手の快勝劇を詳報 先制点は「ワンタッチシュートが火を噴いた」

 浦和レッズの“新9番”MF武藤雄樹が、英国の全国紙で取り上げられている。チームは24日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でシドニーFCを相手に2-0で勝利したが、先制点を奪った武藤がかつて師事した指揮官に対して「呪いをかけた」と、英紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。

 浦和にとって今季初となる公式戦、それもホーム・埼玉スタジアムでの試合とあって、是が非でも勝ち点3を奪いたいゲームだった。すると開始8分、MF梅崎司のクロスが相手に当たってコースが変わったところに武藤が素早く反応し、右足で流し込んで幸先良く先制点を奪った。この得点がチーム全体の堅さを解きほぐし、勝利を大きく引き寄せることになったのは間違いない。

 そんな武藤のゴールに、日本国内だけでなくアジア大陸を越えてヨーロッパのメディアも反応している。その理由は、シドニーFCを率いるグラハム・アーノルド監督の存在だ。オーストラリア生まれの指揮官は、現役時代にベルギーやオランダでプレーした経験を持つ。指揮官になって以降はオーストラリアのクラブを率いて、2014年にはベガルタ仙台の監督に就任した。そしてその当時、武藤は仙台の一員としてプレーしていた。

 しかし現U-23日本代表監督の手倉森誠氏の後を受けたアーノルド監督は、AリーグとJリーグのサッカースタイルのギャップに苦しみ、公式戦8試合で1勝も挙げられずに退任する憂き目に。武藤はアーノルド体制下で5試合に先発フル出場したが、無得点に終わった。そんな“因縁”を知ってか知らずか、武藤が挙げたゴールについて「デイリー・テレグラフ」紙は以下のように表現している。

 

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