フル出場のサンプドリア吉田、無失点勝利に貢献 伊メディア高評価「壁として存在した」
吉田のパフォーマンスを現地メディア称賛、失点関与の冨安は厳しめの評価に…
イタリア・セリエAは現地時間15日に第33節の試合が行われ、サンプドリアの日本代表DF吉田麻也はカリアリ戦の勝利に貢献した。イタリアメディアでは「壁として存在した」と称えられるなど、高い評価を受けている。
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サンプドリアはカリアリに3-0で勝利し、勝ち点を38に伸ばした。33試合消化時点で、降格圏の18位レッチェとの勝ち点差は9となり、残り5試合での残留は濃厚になった。
この試合でフル出場した吉田に対して、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は「7点」の高評価。「シンプルに言えば壁として存在した。カリアリの選手に対して、距離のあるシュートしか許さなかった」と評された。
また、サッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では「6.5点」とされ、「この日はファウルもなく集中力が高かった。最終ラインに対して何のリスクも与えなかった。彼の存在により、コリーが冷静さを手に入れるようだ」と、味方選手への好影響も指摘された。
一方で、日本代表DF冨安健洋が所属のボローニャはナポリと1-1の引き分け。センターバックでフル出場の冨安は、前半7分に失点したセットプレーで相手DFコスタス・マノラスに競り負けたこともあり、評価は厳しかった。
「カルチョメルカート・コム」は「5.5点」の採点で「センターバックでのプレーには順応しているが、失点シーンではもっとできることがあった。彼はサイドのほうが良いのではないか」と指摘。「トゥットメルカートウェブ・コム」でも「5.5点」を付け、「立ち上がりが最悪だった。先制点の場面でマノラスをつかめなかった。そのあと、プレー内容は改善した」と綴っている。
サンプドリアはこれで7月に入って4勝で、吉田もフル出場を続けてチームに貢献。1月の期限付き移籍での加入からの最大ミッションであるセリエA残留に大きく近づいた。一方で上位との対戦だった冨安は、痛恨のワンプレーで厳しい評価を下されてしまった。