鎌田大地の未来は? 独紙「中盤で最も重要」と評価も…“財政難”で放出の可能性を指摘
フランクフルトの現状を分析、売却候補4人の中に鎌田の名前も…
新型コロナウイルスの影響を受け、サッカー界でも世界中のクラブが財政面で打撃を受けている。日本代表MF鎌田大地と元日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトもその一つで、ドイツ地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」は、財政難に伴い、クラブがセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ、ドイツ代表GKケビン・トラップら主力に加え、今季成長を見せたフランス人DFエバン・ヌディカと鎌田の若手2人も放出候補になっていると報じた。
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最終ラインで存在感を示し、著しく成長した20歳のヌディカについては、パリ・サンジェルマン(PSG)のトーマス・トゥヘル監督が関心を示しているという。仮にPSGから1500万ユーロ(約18億円)の移籍金を提示されたら、スポーツディレクターを務めるフレディ・ボビッチ氏は、移籍を考えるだろうと同紙は伝えている。そして、23歳の鎌田についても、クラブは同じスタンスだという。
鎌田について、記事では「23歳の日本人は、新型コロナウイルスの中断後、再開したブンデスリーガで自身のレベルの高さを証明した。そして、中盤で最も重要な選手の1人になった」と伝えている。
そんな鎌田について、フランクフルトは長期契約を結びクラブに留めたい考えを持っているという。しかし現在、契約延長交渉は中断している。フランクフルトと鎌田の現行契約は2021年6月までとなっているため、もしこのまま契約満了を迎えることになればフランクフルトは来夏に移籍金ゼロで、鎌田を放出することとなる。そのため、契約延長交渉が上手くいかなければ、資金難のクラブが今夏のうちに鎌田の放出に踏み切る可能性は高い。
ドイツ移籍専門サイト「transfermarkt」によれば、鎌田の評価額は、1250万ユーロ(約15億3000万円)まで上昇しており、ヌディカと鎌田の両者を売却すれば、財政面で大きな助けになると同紙は指摘している。