サンプドリア、残留争い“優位”の理由は? “直接対決”での強さを伊メディアが指摘
7月に入って3勝と好調のサンプドリア、吉田麻也も先発出場を続けて貢献
日本代表DF吉田麻也が所属するイタリア・セリエAのサンプドリアは、今月に入って3勝を挙げたことで、リーグ残留争いでかなり優位なポジションを得た。低調なシーズンのなかで、他クラブに対する優位性をイタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が指摘している。
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サンプドリアは今季の開幕から調子が上がらなかった。昨季まで率いたマルコ・ジャンパオロ監督がACミランに引き抜かれたことで、エウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督を後任に据えたが、開幕7試合を1勝6敗となったところで解任。イングランド・プレミアリーグでレスター・シティを優勝に導いたことで知られるクラウディオ・ラニエリ監督を後任とした。
しかし、その後もチーム状況が目立って好転することもなく戦いが続くと、冬の移籍市場では最終日に吉田をプレミアリーグのサウサンプトンから期限付き移籍で獲得。その後に新型コロナウイルスの感染拡大により中断したリーグ戦だったが、再開後に3連敗。一気に降格も現実的なものになった。
それでも、7月に入ってサンプドリアは上位の一角であるアタランタにこそ敗れたものの、レッチェ、SPAL、ウディネーゼに勝利。勝ち点を「35」に伸ばし、残り6試合で降格圏の最上位レッチェとは勝ち点6差をつけた。
そして、特集では低調なサンプドリアが壊滅的な状況を避けられた要因に、直接対決での強さを挙げている。現在14位のサンプドリアだが、自分たちより下位の6チームとの直接対決12試合のうち10試合を終了しているなかで、そこで獲得した勝ち点は28と、全体の80パーセントに上る。これが現在の順位に対する影響が大きいと指摘した
セリエAでは順位の決定時、勝ち点が並んだ場合は直接対決での成績により決まる。今後に苦しい展開になったとしても、レッチェと勝ち点が並んだ場合にも1勝1分で上回るために実質的には勝ち点6以上の余裕がある。
吉田も中断明けからスタメン出場を続けてチームの成績に貢献しているが、サンプドリアは勝てる相手にしっかりと取りこぼさずにいることが、苦しいシーズンの中でも生きるという教訓を表現している。
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(FOOTBALL ZONE編集部)