「本田がミラン右サイドの支配者」 伊メディアが唯一無二の存在と称賛
本田の代役がいないことに警鐘も
その一方で、右サイドに本田以外の選択肢がないことはチーム全体にとっては問題になり得ると警鐘も鳴らしている。
「現状、本田が右サイドで素晴らしいプレーを見せているとはいえ、代替案がないことは長期的な問題ではある。シーズンはまだ長く、ミハイロビッチ監督はリーグだけでなくイタリア杯を優勝するための戦いをしなければならない。夏の移籍市場におけるテーマになるのは間違いないだろう」
リーグ戦に加え、準決勝第2戦以降の戦いも残すイタリア杯も見据えた上で、本田に代わる存在がいないことを指摘している。逆に言えば、チームのファーストチョイスとして他に考えられる存在がいないというところまで、本田はチーム内での地位を確立したとも言えるだろう。
ミランで3シーズン目となる本田にとって、イタリア杯は初のタイトルが懸かる大会。名門の「10番」を背にUEFAチャンピオンズリーグに出場権を得るために、3位以内に入ることが必要なリーグ戦も極めて重要な戦いだ。5月のシーズン終了まで、右サイドの唯一無二の存在として、フル稼働が求められることになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2