「本田がミラン右サイドの支配者」 伊メディアが唯一無二の存在と称賛
「真のアイデンティティーとバランスをもたらす」と称える
2016年に入ってから全ての公式戦にスタメン出場しているACミランの日本代表FW本田圭佑は、日に日にチーム内での存在感を高めている。ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」は、「ミハイロビッチにとって、これほどまでに重要なサムライの再発見」と特集している。
今季のミランはトップ下を置く4-3-1-2システムでスタートし、その後4-3-3への変更を経て、現在は4-4-2で安定している。本田のポジションは、トップ下から右ウイング、右サイドハーフと変遷してきた。そのなかで、当初はイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラがポジション争いのライバルだったが、それがイタリア代表FWアレッシオ・チェルチへと変わり、現在は本田が確固たるレギュラーポジションを確保した。
「本田はミハイロビッチが見つけたメリットのなかでも、ミランにおける真のアイデンティティーとバランスをもたらす存在だ。この2カ月間でミランの右サイドで、本田は献身的なプレーによりスタメンが確約されている。チェルチとスソがチームを去った今、本田がミランの右サイドの支配者であることに疑いの余地はない」
逆サイドに位置するボナベントゥーラが前線に多く飛び出す攻撃的な振る舞いを見せることもあり、右サイドの本田が攻守のバランスをもたらしていると分析している。チェルチとスソが冬の移籍市場でジェノアに去ったこともあり、本田を「ミラン右サイドの支配者」と論じている。
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