なでしこ佐々木監督がリオ五輪最終予選で非情の猶本ら若手斬り! 理由は「ホームの重圧」
リオ五輪本大会に出場できれば逆転招集も
なでしこジャパンの佐々木則夫監督が、29日に大阪府内でスタートするリオデジャネイロ五輪アジア最終予選を戦うメンバー20人を発表した。MF猶本光(浦和L)、MF杉田亜未(伊賀)、MF増矢理花(INAC神戸)、DF村松智子(日テレ・ベレーザ)という期待の若手4人が外れ、昨年のカナダワールドカップ準優勝メンバー16人を選出したが、五輪本大会では今回外れた若手を抜擢する可能性を明らかにしている。
新世代の台頭が期待されるなでしこジャパンで、昨季限りで現役を引退した澤穂希さんの後継者と期待される猶本ら新鋭が最終予選のメンバーから外れた。
「エントリーに残るだけの力があった」というFW菅澤優衣香(千葉)が候補者25人から負傷離脱した一方、猶本、杉田、増矢、村松の若手4人が落選した理由について、佐々木監督は「日本でプレッシャーのかなりかかる予選をしなくてはいけないという判断」と説明した。
最終予選6カ国のうち本大会出場枠がわずか2カ国という狭き門を通り抜けるために、実績のあるベテランを重視する選考を迫られたという。自国開催の最終予選だけに、普段以上の精神的な圧力にさらされる状況を危惧。百戦錬磨の常連メンバーを多く選出する決断を下した。最終予選突破に注力する一方、リオ行きの切符を勝ち取った暁には、再度若手を含めた競争をスタートさせるという。
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