ソン・フンミン、アーセナル戦1G1Aに称賛 両方で二桁到達、欧州5大リーグで7人目
アーセナル戦でソン・フンミンが全ゴールに絡む活躍を披露し、2-1勝利に貢献
トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは現地時間12日のアーセナル戦に先発出場し、チームの全ゴールに絡む1ゴール1アシストの活躍で、2-1の勝利に貢献した。試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選出されたソン・フンミンは今季リーグ戦でゴールとアシスト両方で二桁到達(10ゴール11アシスト)の“ダブル・ダブル”を達成した。
試合は前半16分にアーセナルがフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットのミドルシュートで先制。しかし、そのわずか3分後、左サイドのボスニア・ヘルツェゴビナ代表ブラジル代表DFセアド・コラシナツのバックパスが乱れたところを見逃さなかったソン・フンミンが前線でボールを奪い、左足のシュートで同点ゴールを挙げた。競り合ったDFダビド・ルイスをスピードで上回り、GKとの1対1でもシュートをふわりと浮かす冷静さも見せた。
そして後半36分にはソンの左コーナーキックからベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトがヘディングシュートを叩き込んで勝ち越しに成功。トッテナムはソンが2得点に絡む活躍を見せ、宿敵アーセナルに逆転勝利を収めた。
殊勲のソン・フンミンはこれで今季リーグ戦で10得点11アシスト。得点とアシストの両方で二桁を超える“ダブル・ダブル”を達成した。英サッカー情報サイト「Squawka」によれば、プレミアリーグではマンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(11得点18アシスト)に続く2人目。欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)では7人目という記録になった。
プレミアリーグ以外ではバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(22得点21アシスト)、ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(17得点17アシスト)、バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFセルジュ・ニャブリ(12得点11アシスト)、ボルシアMGのフランス代表FWアラサヌ・プレア(10得点10アシスト)、レアル・ソシエダのスペイン代表FWミケル・オヤルサバル(10得点10アシスト)が同記録を達成している。
勝利の立役者となったソン・フンミンは英衛星放送局「スカイ・スポーツ」の選手採点で全体のトップタイとなる8点が付けられ、試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出されている。寸評では「1得点1アシストで影響力の大きなパフォーマンス」「ジョゼ・モウリーニョはソンにこれ以上のものは要求できないだろう。幅を広く使うスパーズのゲームプランにおいて彼の役割がきわめて重大であることを証明した」と称賛された。
エースのイングランド代表FWハリー・ケインと並ぶ攻撃の軸を担うソン。アーセナルとのビッグマッチでも改めてその重要性を示していた。