決勝弾の浦和MFエヴェルトンが感じた手応えと課題 「もう少し勇気を持って…」
鹿島戦の決勝弾に言及 「ゴールを決めることができて、とても嬉しい」
浦和レッズは12日のリーグ第4節、鹿島アントラーズ戦を1-0で勝利を収めた。その決勝点を奪ったのは、この試合が今季初出場になったブラジル人MFエヴェルトンだった。
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浦和は後半7分、左45度付近で得たフリーキックをDF山中亮輔が左足で鋭く曲がる低くて速いボールを供給。それに対して中へ詰めていったエヴェルトンは「まずはヤマ(山中)のクロスにアタックしようかと思っていた」と話したが、ボールは前を通過してファーサイドに。しかし「そこでタク(岩波拓也)が折り返せる体勢なのが見えたので、身体の角度を修正した」という瞬時の判断で、折り返しのボールに右足をクロスさせながらのバックヒールで流しこむトリッキーなゴールを決めた。
浦和の大槻毅監督は、今季から4バックを採用している。シーズン開始前、沖縄県でのトレーニングキャンプの時からメンバーは完全にシャッフル状態で、外から見ている側だけでなく、選手たちも誰が試合に出るのか全く分からないと話していた。そのなかでボランチは多くの選手がプレー可能なポジションだが、エヴェルトンには公式戦スタートから出場機会が訪れなかった。
それだけにエヴェルトンは「メンバー外になっている時もハードにトレーニングを積み重ねながら努力を続けてきた。そしてチャンスが訪れれば必ずつかもうと思っていた。今日の試合、出られると最初は思っていなかったけど、メンバー入りすることができて、プレーして、さらにゴールを決めることができて、とても嬉しい」と喜んだ。