「女の子の夢の職業になるように」 WEリーグ初代チェア岡島氏、就任会見で“理念”語る

「.WEリーグ」代表理事「チェア」就任の岡島喜久子氏【※画像はスクリーンショットです】
「.WEリーグ」代表理事「チェア」就任の岡島喜久子氏【※画像はスクリーンショットです】

13日に就任会見に臨み、リーグとしてのあり方や運営方針に言及

 日本サッカー協会(JFA)は13日、岡島喜久子氏の「.WEリーグ」代表理事「チェア」就任を発表する会見を行った。会見で岡島氏は「WEリーガーが女の子の夢の職業になるように」と理念に言及し、リーグとしてのあり方のイメージを語っている。

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「.WEリーグ」は日本初となる女子プロの新リーグとして、2021年秋の開幕を予定している。なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)の上位に位置する日本女子サッカー最高峰のリーグで、今秋に参入クラブは決定する見通し。今回は代表理事、通称「チェア」に就任した岡島氏が、佐々木則夫女子新リーグ設立準備室長とともに会見に出席した。

 岡島氏は冒頭で「.WEリーグ創設は(日本の女子サッカー選手にとって)非常に良いニュースです。日本全国の女子サッカー選手におめでとうと言いたいです」と切り出し、自身の来歴などを紹介。そのうえで、WEリーグとして重視する部分を次のように語った。

「一番大切なのは、女子、少女サッカー選手に会場で生の選手のプレーを見てほしいということです。WEリーガーが女の子の夢の職業になるように。そのためには、実際に試合に来てもらって、生で見てもらって、会場に来ればワクワクするという思いを持ってもらいたい。そのためには都道府県サッカー協会と連携していくことが大切だと思っています」

 さらに、観客動員のイメージとして「一つは少女、プレーヤー、チームごとに来てほしい。少女プレーヤーのお父さん、お母さんに来てほしいと思っています」と、サッカー少女を中心としたグループでの来場への期待を強調。より具体的な施策を今後、練っていくことになるという。

 また、「Woman Enpower」という意味が込められたWEリーグについて、アメリカ在住の岡島氏は「アメリカは日本の20~30年ほど先をいっていると思います。アメリカの視点で、日本で受け入れられそうな提案をしていけたらと思います」と展望を口にしている。新たな視点からのリーグ運営に期待が懸かる。

 21年は東京五輪の開催が予定されており、なでしこジャパンの活躍も期待される。さらなる女子サッカーの盛り上がりのためにも、その取り組みは注目すべきものになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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