ベンゲル監督がヒースロー空港で目撃情報!! 極秘裏に電撃交渉かと色めき立つも実は……

昨季の移籍市場の主役はのんきに慈善試合の主審

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、移籍市場閉幕となる9月1日、ローマに極秘裏に出発した。ネット上でヒースロー空港にたたずむベンゲル監督の画像が流れると、地元メディアは“すわ、電撃交渉か”と色めき立った。
 だが、事実は違った。英地元紙「デイリー・メール」によると、実はローマのスタジオ・オリンピコで開催される「マッチ・フォー・ピース」というチャリティーマッチでなんと主審を務めるためのイタリア行きだったと報じている。
 米スポーツサイト「ESPN」は監督役としているが、いずれにしても選手補強に関した動きではないことに、地元メディアは落胆を示した。このチャリティーマッチにはディエゴ・マラドーナ、ジネディーヌ・ジダン、ロベルト・バッジョ、パオロ・マルディーニ、アンドレイ・シェフチェンコら往年の名手のみならず、リオネル・メッシ、アンドレア・ピルロというそうそうたるメンバーが名を連ねた。敬虔なクリスチャンでもあるフランス人指揮官のチャリティー精神は素晴らしいが、あまりのタイミングの悪さ、とも言えるだろう。
 アーセナルは、移籍市場最終日前日の時点でプレミアで補強選手が今季一番少なかった。しかも、フランス代表FWオリビエ・ジルーが左足頸骨骨折で全治4カ月と診断されている中で、サポーターは補強の必要性を声を大きくしていた。昨年は移籍市場閉幕直前にレアル•マドリードからドイツ代表MFメスト・エジルを獲得し、称賛を浴びたベンゲル氏だが、今季はサポーターから不平不満の声が漏れている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング