優勝した2007年以来のACLホーム白星発進! 浦和がシドニーFCに2-0と完勝

負傷明けの柏木を”試運転”させる余裕も

 後半の立ち上がりはシドニーFCが前への圧力を強め、同8分にはCKのこぼれ球を至近距離からシュートされるピンチを迎えた。しかしここはGK西川がビッグセーブを見せて、リードを保った。

 ペトロヴィッチ監督は同15分にFW興梠を梅崎との交代でピッチに送り込んだ。するとその5分後、MF関根貴大のクロスが相手DFに当たって最終ラインの裏にこぼれ、興梠が素早く反応。ドリブルで相手GKをかわしにかかったところでファウルを受け、PKの判定になった。これを自らゴール中央に豪快に決め、2-0とリードを広げた。

 同30分には今季新加入のU-23日本代表主将のMF遠藤航を、MF青木拓矢に代えて投入。本拠地の埼玉スタジアムで浦和のデビュー戦となった。直後の同32分にはミドルシュートを放つなど、ボランチとして積極的なプレーを見せた。同42分には昨季終盤の天皇杯での負傷の影響で始動が遅れていた日本代表MF柏木陽介を“試運転”として投入する余裕も見せ、このまま2-0で完勝した。

 終始ゲームをコントロールした浦和はアジアを制した07年以来となるホーム初戦の勝利で、グループステージ突破に向けて幸先の良いスタートとなった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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