久保のレアルでの成功は「間違いない」 マジョルカ監督が断言「凄い選手になる可能性が…」
モレノ監督がスペインメディアで言及 「凄い選手になる可能性が垣間見える」
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間9日のリーガ・エスパニョーラ第35節レバンテ戦に先発出場し、後半39分に追加点を決めて2-0の勝利に貢献した。6月のリーガ再開後、全試合に先発出場している久保は、試合を追うごとに評価を高めているが、チームを率いるビセンテ・モレノ監督も保有元のレアル・マドリードでの将来的な成功を確信しているようだ。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。
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今季開幕後にレアルからマジョルカに期限付き移籍した久保は、シーズン序盤こそベンチを温める試合もあったが、徐々にレギュラーの地位を確保すると直近11試合連続でスタメン出場。特に新型コロナウイルスによる中断期間が明けた6月以降は、第31節レアル戦(0-2)での3人抜きドリブルや第33節セルタ戦(5-1)での2アシストを含む4ゴール演出、第34節アトレティコ・マドリード戦(0-3)での相手DF置き去りのドリブル突破など、強烈なインパクトを放ってきた。
そして1部残留のために勝利が必須だったレバンテ戦では、値千金の一撃を決める。1-0で迎えた後半39分、ハーフウェーライン手前でボールを受けた久保はドリブルを開始。巧みなステップワークで相手DFを揺さぶりながらペナルティーエリア内に侵入すると右足でシュートを放つ。これは相手GKに阻まれたものの、マジョルカがボールを拾ってつなぎ、MFサルバ・セビージャのシュートのこぼれ球に久保がいち早く反応して蹴り込んだ。
スペインラジオ局「カデナ・セール」の番組「エル・ラルグエロ」の取材に応じたモレノ監督は、レバンテ戦の勝利を受けて「もし我々が(残り3試合で)勝ち点9をつかめば多くの可能性を持つことになると確信している」とコメント。そのうえで「我々は最終節で1部残留の可能性を残しているのを楽しみにしている。この先やらなければならない仕事はたくさんあるが、これまでより少し多くの前向きな姿勢でそれを見ている」と、残留圏内の17位アラベスとの勝ち点差が「3」に詰まったことをポジティブに捉えていた。