岡崎慎司は「ウエスカの奇跡」 昇格争いリードの活躍を現地絶賛「彼とともに過ごす時間を…」
マラガの財政問題によってウエスカに加入した経緯は「思いがけない幸運」と指摘
スペイン2部ウエスカのFW岡崎慎司は現地時間8日、第39節アルコルコン戦で決勝点を奪い、2-1の勝利に貢献した。シーズン終盤に入って決定的な活躍が目立つ岡崎を、地元メディア「スポルト・アラゴン」が特集。「ウエスカの奇跡」として称賛している。
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新型コロナウイルスによるリーグ中断を経て、先月から再開されたリーガ。シーズン再開後はチーム、個人ともに好調を維持していた岡崎が、またしても大仕事をやってのけた。アルコルコン戦で2試合ぶりに先発起用されると、1-1で迎えた後半アディショナルタイム、右サイドからのクロスに合わせる渾身のダイビングヘッドを披露。代名詞とも言えるプレーから放たれたシュートがネットを揺らし、値千金の勝ち越しゴールとなった。
ウエスカは後半のアルコルコンの反撃を無失点に抑え、自動昇格圏の2位以内をキープする勝ち点3を手に入れた。試合後には地元紙から「情け容赦ないサムライ」とストライカーにとって最大級の賛辞を受けていたが、「スポルト・アラゴン」は「オカザキ、ウエスカの奇跡」と見出しを打ち、その活躍に注目。読者投票によってアルコルコン戦のMVPに選出されたことに触れつつ、次のように伝えている。
「マラガの財政問題によってウエスカによる獲得が叶ったストライカーに対しては、シーズン当初は“引退前のバケーションだろう”という懐疑的な見方もあった。しかし、現実は期待を大きく上回るものとなっている。疑いの余地なく、岡崎の加入はウエスカにとって思いがけない幸運となった。ファンは彼とともに過ごす時間をもっと楽しみたいと思っており、1部でどれだけできるのかも見てみたいだろう。アルコルコン戦での勝利により、ウエスカは昇格を信じるためのステップを踏み出している」
残るは3試合。MF香川真司の所属するサラゴサ、そしてアルメリアとのデッドヒートは予断を許さないが、今の岡崎とウエスカの勢いは簡単には止まりそうにない。
(FOOTBALL ZONE編集部)