「生まれつきの資質を凌駕した」 久保の“強靭な個性”を海外記者が絶賛「なんて選手だ!」
レバンテ戦で貴重な追加点を決めた久保に各国記者から称賛の嵐
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間9日、リーガ・エスパニョーラ第35節のレバンテ戦に先発出場し、後半39分に追加点を決めて2-0の勝利に貢献した。海外記者も久保の殊勲の活躍に、「マジョルカが残留するためには奇跡が必要だ。でも、タケフサ・クボがいれば可能だ」と絶賛している。
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降格圏の18位に沈むマジョルカにとって、レバンテ戦は勝ち点3の獲得が求められる正念場の一戦となった。久保が11試合連続でスタメンに名を連ねたなか、前半40分にFWクチョ・エルナンデスがヘディング弾を叩き込み、先制点を奪う。後半はレバンテに押し込まれる展開が続いたが、日本の19歳が魅せる。
1-0で迎えた後半39分、ハーフウェーライン付近でボールを受けた久保がドリブルを開始。巧みなステップワークで相手DFを揺さぶりながらペナルティーエリア内に侵入し右足でシュートを放つも、これは相手GKに阻まれてしまう。それでもマジョルカがボールを拾ってつなぐと、MFサルバ・セビージャが詰めたこぼれ球に久保がいち早く反応して押し込み、試合の行方を決する追加点を奪った。
久保の殊勲の活躍に、海外記者も公式ツイッターで反応。米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版のレオナルド・ベルトッツィ記者は、「マジョルカが残留するためには奇跡が必要だ。でも、タケフサ・クボがいれば可能だ」と絶賛し、同局イギリス版のデイビッド・カートリッジ記者は「彼がどれだけハードワークし、あらゆる試合で死力を尽くしていることか。真剣に、なんて選手なんだ!」と脱帽している。
スペイン紙「AS」のトーマス・ロンチェロ記者は「この少年はレアルの未来だ! なんてこった!」と投稿すると、スペインのサッカー専門番組「エル・チリンギート」のディエゴ・プラサ・カザルス記者は「久保のような少年が、マジョルカのデリケートな状況下で、困窮しているチームの主役に名乗り出ていることは、彼の個性の強さを物語っている。それは、生まれつきの資質を凌駕した」と主張した。依然として残留に向けた厳しい戦いは続くが、久保の活躍に海外記者も舌を巻いている様子だった。