名門マンUに復活の予感 プレミア初の4戦連続“3点差以上”勝利を英称賛「止められない」
アストン・ビラに3-0快勝、公式戦無敗記録を「17」に伸ばす
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間9日のプレミアリーグ第34節アストン・ビラ戦に3-0で勝利を収め、公式戦無敗記録を「17」に伸ばした。リーグ戦では4試合連続3点差以上での勝利と、プレミアリーグ史上初の記録も打ち立てた。英メディアも「止められない」と絶好調の“赤い悪魔”の強さを称えている。
ユナイテッドは前半27分にポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが自ら倒されて得たPKを決めて先制。今冬に加入した司令塔はこれが3試合連続ゴールで、プレミア10試合で7得点目となった。
前半アディショナルタイムには、18歳のFWメイソン・グリーンウッドがペナルティーエリア外から右足の強烈なミドルシュートを突き刺して追加点。グリーンウッドも3試合連続ゴール(9得点目)で、プレミア二桁得点に王手をかけた。
後半13分にはフランス代表MFポール・ポグバもミドルシュートを決めた。負傷による長期離脱があったポグバは、これが今季初ゴールとなった。
ユナイテッドは攻撃陣の要となる3選手の活躍で3-0と快勝。1月22日のプレミアリーグ第24節のバーンリー戦(0-2)で敗れて以降、公式戦17試合連続無敗を維持している。
プレミアリーグでは第31節のシェフィールド・ユナイテッド戦(3-0)から、第32節ブライトン戦(3-0)、第33節ボーンマス戦(5-2)、そして今節アストン・ビラ戦と4試合連続で3点差以上の勝利。データ分析会社「オプタ」によれば、これはイングランドトップリーグでは1987年のリバプール以来の記録で、プレミアリーグ(1992年以降)では史上初となった。
英サッカー情報サイト「Squawka」の公式ツイッターも、「止められない。得点は止まらない」と絶好調のユナイテッドの破壊力を称えた。
2013年を最後にプレミアリーグのタイトルから遠ざかっているユナイテッド。近年は宿敵マンチェスター・シティやリバプールに主役の座を明け渡していたが、新戦力のフェルナンデスが即座にフィットし、グリーンウッドら若手の台頭もあり、かつてのような強さを取り戻しつつある。
残り4試合で4位レスター・シティと勝ち点差「1」の5位につけ、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得も射程圏内。“赤い悪魔”の愛称で知られる名門が、復活の予感を漂わせている。