ライプツィヒ加入の韓国代表FWを独紙が独自分析 「素質はヴェルナーより上」
ザルツブルクからライプツィヒ移籍のFWファン・ヒチャンを現地紙が特集
ザルツブルクからRBライプツィヒへの移籍が決まった韓国代表FWファン・ヒチャンについて、独紙「ビルト」は「ライプツィヒの新たな韓国人スター選手。彼は本当にヴェルナー2世になれるのか?」と特集している。
2015-16シーズンからザルツブルクに在籍していたファン・ヒチャンは、昨年10月2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第2節リバプール戦でのゴールを含めて公式戦40試合で16ゴール22アシストをマーク。この好パフォーマンスによって、チェルシーへの移籍が決まったドイツ代表FWティモ・ヴェルナーの後継者としてライプツィヒから白羽の矢が立った。
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同紙は、ファン・ヒチャンのザルツブルク時代に残した個人成績(公式戦86試合出場26ゴール17アシスト)について、「手堅い数字ではあるが、圧倒的と言えるほどではない。だから、これまでウルヴァーハンプトンやレスターといったクラブが彼の移籍先候補として挙がっていたのだ」とし、データ上ではヴェルナーが抜けた穴をファンが埋めるのは難しいとの見方を示している。
ただし、ファン・ヒチャンのポテンシャルの高さに疑いの余地はないということも指摘されている。「エヴァートンのカルロ・アンチェロッティ監督が、ファン獲得のために個人的に電話をかけて接触を図っていたが、彼の才能に築いていたザルツブルクの幹部たちは、この韓国人選手を姉妹クラブであるライプツィヒに移籍させた」と世界的な名将アンチェロッティが自ら説得に乗り出すほどの選手であると強調した。
またヴェルナー以上の可能性を秘めた選手であると分析しており、「ファンには素晴らしいスピードがあり、センターフォワードとサイドアタッカーの両方をこなすフレキシビリティも持ち合わせている。サッカー選手としての素質は、ヴェルナーよりもわずかに上かもしれない」と高い評価を与えた。
今季のブンデスリーガで得点王に輝いたポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)に次ぐ28ゴールをマークしたヴェルナー。そんなFWと比較されるファン・ヒチャンだが、来季のブンデスリーガで話題の一つになるのは間違いなさそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)