アーセナルの“バッドボーイ”、レギュラーから放出候補へ 残留の可能性「極めて低い」

アーセナルMFゲンドゥージ【写真:Getty Images】
アーセナルMFゲンドゥージ【写真:Getty Images】

アーセナルMFゲンドゥージ、今季限りで退団か

 アーセナルのU-21フランス代表MFマテオ・ゲンドゥージの立場がレギュラーから放出候補へと一変している。元指揮官も苦慮したと明かす“バッドボーイ”の側面がクローズアップされている21歳のMFは、今季限りで放出される可能性が「極めて高い」とフランス誌「フランス・フットボール」が報じた。

 ゲンドゥージは2018-19シーズンにフランスのロリアンからアーセナルに移籍すると、プレミアリーグ開幕戦からスタメンで起用されるなど期待の若手として台頭。1年目からプレミアリーグ33試合に出場した。

 今季も開幕から不動のレギュラーを張っていたが、ミケル・アルテタ監督就任以降は少しずつその立ち位置に変化が生じ始めていた。2月にドバイで行われた冬季キャンプでアルテタ監督と衝突したことが伝えられると、その後に行われた第26節ニューカッスル戦(2月16日/4-0)では今季初めてメンバー外となった。

 さらに決定的な出来事が起きたのは第30節ブライトン戦(6月20日/1-2)だ。この試合でゲンドゥージは相手FWニール・モペイに対して侮辱的な発言を繰り返していたことが明らかとなり、試合終了直後にはモペイの首を鷲掴みにして小競り合いも引き起こした。プロ選手としての資質に疑問符が付けられたこの試合以降、ゲンドゥージは4試合連続でメンバー外が続いており、トップチームの練習にも参加していないという。
 
 「フランス・フットボール」誌によれば、ゲンドゥージはアルテタ監督にラウール・サンレヒ氏、エドゥ氏、フース・ファーミー氏らクラブ幹部を交えた会議に呼び出され、そこでブライトン戦での事件やその他の練習遅刻、ドバイキャンプでの衝突などについての話し合いが行われたとされている。

 クラブからはゲンドゥージにより自制心を働かせ、謝罪も求めたが同選手はこれに応じなかったという。同僚のDFダビド・ルイスらの助言もあったが、その後も態度や振る舞いは改善されなかった。これらのことから同誌は「アーセナルはゲンドゥージを残留させる可能性は極めて低い」と結論づけている。

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