ベルバトフ氏、古巣ユナイテッドFWグリーンウッドについて言及

　マンチェスター・ユナイテッドのOBで元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフ氏が、古巣でプレーする18歳のU-21イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドを称賛。このまま継続すれば「世界最高の選手の1人になれる」と太鼓判を押している。英紙「デイリー・ミラー」が伝えた。

　6歳の頃からユナイテッドの下部組織で育ったグリーンウッドは、2018年にトップチームデビュー。すでにUEFAチャンピオンズリーグ出場も経験し、今季はプレミアリーグで27試合9ゴールを記録している。

　現在はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（バルセロナ）とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド（ユベントス）がサッカー界の頂点に君臨しているが、ベルバトフ氏は英ブックメーカー「Betfair」のインタビューで、いつかは世代交代の時が来るとコメント。「（ブラジル代表FW）ネイマールや（フランス代表FWキリアン・）ムバッペ、そして、グリーンウッドら若手選手が、ロナウドやメッシのレベルに到達してくれることを願う」と述べている。

　特にグリーンウッドに関して、「とても驚かされている。彼のシュートはいつも枠を捉えるし、左足だけではなく両足とも良い。頻繁に出場し、輝けるチャンスを与えられているのも良いことだし、彼はそのチャンスを無駄にしていない。ものすごく良い選手になる道を辿っていて、これまでに見せてきたものは素晴らしい」と絶賛した。

　さらに「彼は同じ年の頃のロナウドを思い出させる。スピードや鋭さも似ていて、彼の年齢の中では非常に良いポジションにいる。今だけではなく、今後も最高の選手になれることを証明している。このまま継続すれば、世界最高の選手の1人になるだろう」と続けた。

　もっとも、世界最高までの道のりは険しいと語るベルバトフ氏。「ロナウドほどのレベルになるまでにはまだまだ先は長いが、今のところは正しい道を辿っているし、最高の環境にいる」と分析しつつ、グリーンウッドの未来は明るいと考えているようだ。

「素晴らしい監督、経験豊富な選手、最高の人間に囲まれていて、彼が次のステップに進む手助けをみんながしてくれるだろう」

　成長著しい新星アタッカーは、サッカー界をけん引する存在となるだろうか。