成功率は“C・ロナウド超え”の95%! レアル主将ラモスのPK技術にスペイン紙注目
ビルバオ戦でもPKで決勝弾 レアル公式戦で21回蹴って失敗したのは1回のみ
レアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、PKキッカーとして高い成功率を誇っていると、スペイン紙「マルカ」が報じている。
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現地時間5日に行われたリーガ・エスパニョーラ第34節のアスレティック・ビルバオ戦で、レアルは0-0で迎えた後半28分にPKを獲得。この場面で主将のラモスは迷わずボールを持ってキッカーを引き受け、冷静にゴール左隅に蹴り込み、チームに決勝点をもたらした。
「マルカ」紙が特に注目しているのは、ラモスのPKにおける成功率の高さだ。ラモスはこれまでレアルの公式戦でPKのキッカーを21回務め、そのうち失敗したのは1回だけだという。成功率は実に約95%に到達していて、これはユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがレアル在籍時代に残した数字(92回中13回失敗、成功率約86%)よりも高い。
驚異的な成功率の高さは、同選手のPKの蹴り方と関係があるようだ。ラモスはゴールのどこに蹴るのかを、あらかじめ決めているわけではなく、助走に入った時からボールを全く見ずに相手ゴールキーパーの動きだけを注視。そしてボールを蹴る直前にキーパーの動いた方向と逆にボールを蹴っている。こうしたキーパーの動きに応じて咄嗟に蹴るコースを変えているラモスの蹴り方については、「キーパーがピクリと動いただけでも、ゴールを決めるためにどこにボールを蹴るべきなのかがラモスには分かる。シンプルに見えるが、とても勇気のいるやり方」と同紙も絶賛している。
リーグ戦も終盤に差しかかり、現在首位のレアルは3シーズンぶりのリーグ優勝に近づきつつある。王座奪還に向けて、ラモスの正確無比なPKは今後もレアルにとって大きな武器となるだろう。