浦和FWレオナルド、「テクニック」駆使で加入3戦4発 “3年連続得点王”へ高まる期待
J3とJ2で得点王に輝いたレオナルド、仙台戦でも先制ゴールを決めて存在感
浦和レッズのFWレオナルドは、8日のベガルタ仙台戦で先制ゴール。チームは2-1で勝利し、自身は浦和加入後J1レベルの公式戦で3試合出場4ゴールと確かな得点力を見せつけている。
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レオナルドは2018年にJ3のガイナーレ鳥取に加入すると、そのシーズンにいきなり得点王を獲得。昨季はJ2のアルビレックス新潟へ移籍し、またしても得点王に輝いた。そして今季はJ1の浦和に加入。これまでに例を見ない、3カテゴリーで3年連続得点王という記録が期待されている。
一方で、J1レベルで得点力を発揮できるのかという懐疑的な見方はあった。しかし、沖縄県でのトレーニングキャンプから対外試合でゴールをコンスタントに奪ってスタメンを勝ち取ると、2月はルヴァン杯開幕戦の仙台戦で2ゴール、J1開幕戦の湘南ベルマーレ戦でも1ゴールを決めた。
その後、新型コロナウイルスの感染拡大により公式戦が中断し、4日の再開初戦となった横浜F・マリノス戦は登録メンバーに入らなかった。しかし、この仙台戦ではFW杉本健勇との2トップでスタメン出場した。
そして迎えた前半アディショナルタイム、レオナルドはDF山中亮輔からのクロスを胸でトラップすると、ブロックに来たDF飯尾竜太朗を体で抑え込み、GKのタイミングも崩すところまで待って左足でゴール。ストライカーは「テクニックを使うのが自分の特徴だと思う。山中からボールが来た時は落ち着いて決めようと思った」と話した。ペナルティーエリア内で技術と強さを発揮するレオナルドは、ゴール前に特化したタイプだと言えるだろう。
「浦和レッズには歴史を作るために来た」と宣言するレオナルドは、近年ではFW興梠慎三への依存度が高いと評されてきた浦和において待望の得点源になっている。万能型の興梠をはじめ、ゴール前だけでない長所を持つアタッカーが多い浦和の前線だけに、得点王へのチャンスは十分にあると言えそうだ。