無観客試合での“静寂の多摩川クラシコ”   川崎が前半に大量4得点でFC東京を粉砕

川崎が敵地で4-0の圧勝【写真:高橋学】
川崎が敵地で4-0の圧勝【写真:高橋学】

川崎が敵地で4-0の圧勝 FC東京は試合内容も圧倒され失意の無得点大敗

 川崎フロンターレは8日、J1リーグ第3節でFC東京と対戦し、敵地で4-0の圧勝を収めた。今季無敗同士でこれまでも優勝争いを演じてきたライバル同士の“多摩川クラシコ”は、無観客試合で静寂な空気に包まれるなか、前半に川崎が大量4得点でFC東京を粉砕する波乱の展開となった。

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 第35回目となる“多摩川クラシコ”は無観客試合の中で開催された。試合はボールを回す川崎に対し、序盤からFC東京が球際激しくプレッシングする展開となり、ボールの集まるMF大島僚太は足を削られ転倒する場面が目立ったが、その鬱憤を晴らすような強烈な一撃を叩き込む。

 0-0で迎えた前半17分、左サイドのスローインからのFWレアンドロ・ダミアンの落としに走り込んだ大島がペナルティーエリア手前で右足を一戦。強烈な弾丸シュートがゴール左のポストを叩いて先制点を奪った。その5分後には、右サイドからのグラウンダーのクロスをダミアンがヒールで流し込み追加点を奪った。

 さらに川崎の猛攻は勢いを増していく。同28分、ダミアンのポストプレーから今度はFW長谷川達也がゴールを奪取。同45分には右サイドのクロスからのこぼれ球を再び長谷川が押し込み、前半だけで4得点の大差となった。

 後半も怒涛の攻め込みを見せる川崎は、後半14分に長谷川のシュートがバーに直撃すると、その1分後にダミアンが相手GKと1対1の決定機を迎えるも、チップキックはゴール右をわずかに逸れた。川崎が終始押し込む展開のまま、試合は4-0で終了した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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