「最後の数分でヒーローに」 19歳の韓国代表MF、劇的決勝弾に海外称賛「究極の才能を強調」
バレンシアMFイ・ガンインがバジャドリード戦で決勝弾「砂漠の中の水に」
バレンシアは現地時間7日、リーガ・エスパニョーラ第35節でバジャドリードと対戦し、2-1と勝利を収めた。19歳の韓国代表MFイ・ガンインは後半に途中出場し、試合終了間際に劇的な決勝弾を奪った。海外メディアも「エリア外から最高の決勝弾」「究極の才能を強調した」と取り上げている。
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イ・ガンインは第29節のレアル・マドリード戦(3-0)で後半31分から途中出場し、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスを数回にわたって背後から蹴り一発退場。また、出場機会の少なさに不満を抱き、バレンシアの契約延長を拒否したと大々的に取り沙汰されている。
レアルからマジョルカに期限付き移籍の日本代表MF久保建英とは、アジアの未来を担う同世代の逸材としてライバル関係に注目されてきたが、好調を維持する久保に対し、イ・ガンインは暗いニュースが目立っている状況にあった。そんなか迎えたバジャドリード戦で意地の一撃を叩き込む。
後半19分に3試合ぶりの途中出場を果たしたイ・ガンインは1-1で迎えた同44分、右サイドでボールを受けると、鋭い切り返しから左足を一閃。地を這うような強烈なミドルシュートがゴール右隅に突き刺さり、試合終了間際の劇的な決勝弾となった。
チームを救う殊勲の活躍を見せた韓国人アタッカーにスペインメディア「ElDesmarque」は「イ・ガンインが砂漠の中の水に。エリア外から最高の決勝弾」と見出しを打ち、「究極の才能を強調した」と称賛。また、ポルトガル紙「A BOLA」は「最後の数分でバレンシアのヒーローになった」と取り上げている。イ・ガンインにとってこの日のゴールが分岐点となるかもしれない。