伊独”絶対王者”の激突は壮絶ドロー 絶体絶命のユベントスが0-2から追いつく
序盤からアウェーのバイエルンが攻勢を仕掛けて2点をリード
イタリアとドイツの絶対王者同士の対決は痛み分けに終わった。23日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第1戦で、ユベントスとバイエルン・ミュンヘンが激突。バイエルンが2つのアウェーゴールを決めてリードを奪うも、猛反撃に出たユベントスも2点を奪いドロー。決着は第2戦に持ち越された。
前半はバイエルンが完全にゲームを支配し、ホームのユベントスを圧倒した。敵陣で前後左右にボールを動かし、ユベントスにボールをクリーンに奪わせない展開に持ち込んだ。防戦一方のユベントスは4-4-2システムでブロックを作り耐える展開になり、最終ラインでなんとかバイエルンの攻撃をはね返すのが精一杯になった。
ユベントスが耐えきって0-0で前半を終えるかと思われた同43分、バイエルンは右サイドを縦に突破したMFアリエン・ロッベンがファーサイドにクロスを上げると、MFドウグラス・コスタが中央に折り返す。このボールをユベントスDFアンドレア・バルザーリがブロックしてこぼれたところに、MFトーマス・ミュラーが反応。冷静にゴール右に流し込み、アウェーのバイエルンが貴重な先制ゴールを決めて前半を1点リードで折り返した。
後半も立ち上がりからバイエルンの攻勢が猛威を振るった。そして同8分、カウンターの局面で3対2の有利な形を作ると、右から走り込んだMFロッベンがボールをキープ。左足でボールを持ちながらシュートのタイミングを探す得意のカットインでDFバルザーリを振り切ると、左足のシュートがゴール左サイドに決まりリードを2点に広げた。
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