久保建英、地元紙が挙げた“切り札”ゆえの課題 「自身の裁量でプレーを創出する罪を…」
依存度が高まる分、過度なボール保持や自身でプレーを創出する回数も増加
マジョルカの日本代表MF久保建英は、スペイン挑戦1年目でリーグ戦31試合3得点4アシストと堂々たる活躍を見せている。残留争いを強いられるなか、6月のリーグ再開後はそのハイパフォーマンスへの依存度が一層高まっているが、地元紙「Diario de Mallorca」は「時々過度にボールを保持し、自身の裁量でプレーを創出するという罪を犯してきている」と課題を指摘している。
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久保は2019年夏にFC東京からレアルへ完全移籍。プレシーズンはトップチームに帯同したが、Bチームにあたるカスティージャではなく、マジョルカへの1年間のレンタルを決断した。
残留争いを余儀なくされる苦しいチーム状況のなか、初挑戦のスペインでレギュラーとして奮闘。特に6月のシーズン再開後は、バルセロナやレアル、アトレティコ・マドリード相手にハイパフォーマンスを見せるなど、評価は右肩上がりとなっている。
記事では、「マジョルカ、クボにすがる」と見出しを打ち、「ビセンテ・モレノ監督のシステムの中で、クボの重要性はシーズンを通じて少しずつ大きくなってきている。若い(19歳)にもかかわらず、順位から来るプレッシャーを決して感じさせず、絶えず試合の主役になるよう努めている」と残留争いのなかでチームを牽引していると評価した。
同紙はMFサルバ・セビージャとともにセットプレーを担うようになった点や、FWアレハンドロ・ポソとともに右サイドで良好なコンビネーションを見せていること、フィジカル面の向上に触れる一方で、高まる“依存度”に関して懸念も指摘している。
「アトレティコ・マドリード戦では何度もボールを足元へ置き、向かってくる相手を置き去りにしたが、サポートの少なさ、または最終数メートルで勢いが余ったことでプレーは良い形で終えられなかった。いずれにしろクボは時々過度にボールを保持し、自身の裁量でプレーを創出するという罪を犯してきている。その年齢からすれば当然ながら経験不足から悪い形でプレーを終え、ラストパスの場面で適切な判断をしなかったことがたくさんある。ゴール前での決定力もより良くすべきもう一つの点で、日本人選手には毎試合で決定的なチャンスがある」
久保のプレー次第で1部残留が左右されると現地紙も見るほど、マジョルカ内におけるプライオリティーは高まっている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)