バルサ指揮官、VARの“不公平”指摘 「どんどん理解できなくなっている」
バルトメウ会長は「同じ特定のチームが優遇を受けている」と断言
バルセロナは5日に行われたリーガ・エスパニョーラ第35節でビジャレアルに4-1で勝利した。同じ第35節では首位のレアル・マドリードがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定で得たPKをスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが決め、アスレチック・ビルバオに1-0で勝利を収めた。これについてバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長に続き、キケ・セティエン監督も、VARが平等ではないと指摘している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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レアルはVAR判定でPKを獲得したが、ビルバオはVAR判定でPKを得られずに、現地では判定の偏りが指摘されていた。首位のレアル・マドリードとの勝ち点差「4」をキープしたバルサは、レアルの勝利を受けてバルトメウ会長が「いくつかの試合は公平ではない。同じ特定のチームが優遇を受けている」と発言した。
このコメントについての意見を求められたセティエン監督は「何も話すことはない。彼の言葉を聞いていないし、会長がそう発言したとして、私に何を言わせたいんだ?」と、記者に問い返したという。
だが、VARについての彼自身の考えは、会長の考えていることと大きくは変わらないようだ。次のように指摘している。
「VARについては、どんどん理解できなくなっている。私たちはサッカーを公平にする手段を持ったと思っている。でも、現時点では十分とは言えない状況だ。その状況が起きてから、何度もリプレーを確認することで試合が中断していることについても考えないといけない」
難敵ビジャレアルを相手に、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのゴールなどで4-1の快勝を収めたバルサ。自チームのパフォーマンスには満足のセティエン監督も、ライバルチームの動向は気になるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)