ジダン監督は「戦力として計算したい意向」 久保建英の”快進撃”に満足と現地報道
強豪レアルやアトレティコにも個人技で渡り合い、評価がうなぎ上り
マジョルカの日本代表MF久保建英はリーグ戦の再開後、新型コロナウイルスの影響による中断前まで以上のハイパフォーマンスを見せている。保有権を持つレアル・マドリードの専門メディアによれば、ジネディーヌ・ジダン監督は「戦力として計算したい意向を持っている」という。
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久保は2019年夏にFC東京からレアルへ完全移籍。プレシーズンはトップチームに帯同したが、Bチームにあたるカスティージャではなく、マジョルカへの1年間のレンタルを決断した。
残留争いを余儀なくされる苦しいチーム状況のなか、レギュラーとしてリーグ戦31試合に出場して3得点4アシストを記録。特に6月のシーズン再開後は、バルセロナやレアル、アトレティコ・マドリード相手にハイパフォーマンスを見せるなど、評価は右肩上がりとなっている。
レアル・マドリード専門メディア「Defensa Central」は、「クボの復帰に関してジダンが扱うはっきりした考え」と見出しを打ち、「マルセイユ出身の指揮官は来季のチームに日本人選手を戦力として計算したい意向がある」と久保の去就について見解を述べている。
「クボは(チームでの)責任を背負い、すべての試合で同僚にとっての解決策となる姿勢を示している。ディ・ステファノでの(6月24日の)レアル・マドリード戦ではセルヒオ・ラモスのようなヒエラルキーそのものの選手に対して恐れず、絶え間なく仕掛けたが、(3日の)ワンダ・メトロポリターノではそれ以上だった。選手は相手として出現したすべての選手に対してその力を無力化することができた。
ジダン監督は選手の成長ぶりを非常に近くでチェックしており、クボのプレーぶりにとても満足している。それはマルセイユ出身の監督が来季彼を自分の指揮するチームで戦力として計算したい意向を持っているということにつながる。ただ、選手と話し合いをした後にクラブ幹部が出す指示を尊重することになる。なお、レアル・マドリードにある主要な問題は外国籍枠(3枠)が埋まっているということで、それはロドリゴと(エデル・)ミリトンに譲られるべきものになっている」
EU外枠の問題が依然として残るとはいえ、ジダン監督の“久保評”も高まっているのは間違いないようだ。