真価が問われる2016シーズンのJリーグ 「史上最大のサポーター」が見据える視線の先にあるものとは
2016年シーズンも引き続き、Jリーグのタイトルパートナーとなった明治安田生命保険相互会社(取締役 代表執行役社長・根岸秋男)。
「従業員全員がサポーター」と宣言する彼らは昨年、その言葉の通りにさまざまな取り組みを始めた。2年目となる今シーズンは、より一層Jリーグを応援するべく、新たな取り組みを推進していくという。
なぜ明治安田生命は、ここまでJリーグを支援するのだろうか。その背景には「史上最大のサポーター」が持つある思いがあった――。
大きな転換期を迎えた2015年シーズンのJリーグ
2015年シーズン、Jリーグでは1シーズンの総入場者数が初めて1000万人を超え、最多入場者数記録を更新した(2014年シーズンより約46万人増)。またJ1においては、スタジアム収容率80%を超えた試合が68を数え、昨シーズンと比較して23試合も多くなった。また、チャンピオンシップ決勝第2戦の視聴率は、関東地区では大台となる2桁を、優勝した地元・広島地区では後半に35%を超える驚異的な数値を記録した。
「2ステージ制+チャンピオンシップ」を導入し、大きな転換期を迎えた1年目のシーズンは、まずまずの成果を上げたと言っていいだろう。これは、Jリーグや全国のJクラブが積み重ねてきた努力があってのことであるのは間違いない。だがそれと同時に、この年からタイトルパートナーとなった明治安田生命の功績もまた、決して小さいものではなかった。