ブラジル英雄、“失速”する古巣バルセロナに苦言 指揮官の起用法は「理解できない」
リバウド氏が古巣バルセロナの現状に言及、攻撃面の迫力不足を指摘
ブラジル代表の主力として2002年日韓ワールドカップで優勝するなど、1990年代後半から2000年代初頭にかけて活躍したリバウド氏が、英ブックメーカー「Betfair」のインタビューに応じ、最近のリーグ戦では失速気味の古巣バルセロナに対して数々の苦言を呈している。
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バルセロナは、6月30日に行われたリーガ・エスパニョーラ第33節でアトレティコ・マドリードと対戦。2度リードを奪う有利な展開だったが、後半17分にスペイン代表MFサウール・ニゲスのこの日2点目のゴールで追いつかれ、2-2のドローで試合を終えた。
第32節セルタ戦(2-2)に続く引き分けとなったバルセロナについて、リバウド氏は「彼らのサッカーは、ボールポゼッション率こそ高いが効果的ではない。辛うじて前に進んでいるという感じだから、相手からすると予測可能なんだ。リスクを冒していない」と攻撃面での迫力不足を指摘した。
リバウド氏はフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが現状打開のキーマンになり得るとの考えのようで、「グリーズマンが90分間プレーできれば、すべて解決する。彼はW杯の優勝メンバーでかつてはアトレティコのスター選手だ。数百万ユーロもかけて獲得したのに、アトレティコ戦のような大事な試合に数分間しかプレーさせないなんて、正直言って私には理解できない」として、出場機会に恵まれていない同選手の起用方針に疑問を投げかけた。
また、キケ・セティエン監督らコーチ陣と主力選手との対立も現地メディアでは取り沙汰されているが、この件について同氏は「ベテランの選手たちがスタッフをリスペクトしていないという噂が真実ではなくて、チーム内にはまだ調和が存在すると信じたい。彼らはベストな解決策を見出すために互いに助け合わなくてはならない」と語り、さらに「この状態が続けば、バルセロナはチャンピオンズリーグでのナポリとのセカンドレグでは苦戦するだろう。ナポリには失うものが何もないし、勝利のために全力で立ち向かってくるはずだからね」とも付け加えて、チームの早急な立て直しが必要であるとの考えを示した。
残り5節となったリーガ・エスパニョーラの優勝争いは、首位レアルと2位バルセロナの2チームに絞られている。しかし、バルセロナが2試合連続ドローで勝ち点を取りこぼしたことで、レアルとの勝ち点差は4に広がっており、バルセロナのリーグ3連覇に黄信号が灯っている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)