名門を終始圧倒したという自負も

「不運にもコンディション的な問題があった。人間はある一定以上の期間、コンディションのピークを保つことはできない。重要なことは高いレベルをキープすることで、95パーセントの状況に常にとどめることだ」

　ミッドウィークでビジャレアル戦という不運もあったナポリに対し、ミランは休養十分でこの一戦に臨んできた。それでも本拠地の大声援を背に、名門を圧倒することができたことに自負をのぞかせる

「我々が対戦したのはミランだ。地方の中小クラブではない。彼らに試合中、ずっと守備をさせたことはいいニュースだ。我々には8度決定機があり、1点しか決められなかった。そして、1-1で試合は終わった」

　サッリ監督は悔しさを噛み殺しながら、必死に前を向いた。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images