アーセナル、19歳FWマルティネッリと4年の契約延長 「相当な昇給」と英紙も注目
加入1年目で公式戦26試合10ゴールを記録
アーセナルは現地時間3日、19歳のU-23ブラジル代表FWガブリエル・マルティネッリと契約延長を発表した。昨年までブラジル4部イトゥアーノでプレーしていた19歳で“ライジングスター”は今季10得点を挙げるなどブレイクを果たし、今やアーセナルに欠かせない存在となった。加入からわずか1年で異例の長期契約延長を勝ち獲った。
マルティネッリは今季開幕戦のニューカッスル戦(1-0)でいきなりプレミアデビューを飾った。初スタメンとなったリーグカップ3回戦のノッティンガム・フォレスト戦(5-0)で2得点を決めると、続く4回戦のリバプール戦(5-5/PK5-4)でも2得点とゴールを量産。プレミアリーグ第24節チェルシー戦(2-2)では自陣から相手ゴール前までドリブルで独走するゴラッソを決めて才能の片鱗を見せつけた。今季は公式戦26試合で10得点を挙げている。
加入1年目にして大きな飛躍を遂げているマルティネッリをクラブも高く評価。加入からちょうど1年を迎えた3日、クラブ公式サイトで長期の契約延長が発表された。
地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は「堂々たるデビューシーズンを過ごすガブリエル・マルティネッリはアーセナルと新たな長期契約を結んだ」との見出しを打って報じた。公式サイトでは契約期間は明らかにされていないが、記事では4年契約に5年目の延長オプションがつく形だと伝えている。
英紙「テレグラフ」も「ライジングスターのガブリエル・マルティネッリがアーセナルと4年契約」とレポート。「相当な昇給が含まれる」と年俸も大幅アップするとした。加入1年目の10代選手としては珍しい異例の大型契約締結と言えるだろう。
アーセナルは先日、ユース出身の18歳FWブカヨ・サカとの契約延長も発表したばかり。新型コロナウイルスの影響で夏の移籍市場は規模縮小が予想されるなかで、クラブは将来有望な若手との契約延長の動きを急ピッチで進めている。