【THIS IS MY CLUB】浦和MF阿部、“総力戦”で輝くポリバレントの才能 「自分の強み」…恩師に感謝
再開するJ1リーグは過密日程も…「昔のほうが多かったような気もする」
だからこそ阿部は、ポジションに対する思いを「もちろん、どのポジションをやりたいという気持ちは各選手あると思うんです。僕も深く考えたらあるかもしれない。だけど、キャリアの中で一つのポジションだけをやったシーズンってないんですよね(笑)。むしろ、いろいろなポジションをやれて幸せだなって思うくらいです」と話す。スポーツ界の格言には全く当てはまらない万能型だが、阿部が名選手として認知されてきたことは日本サッカーを少し変えたはずだ。
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今季は新型コロナウイルスの感染拡大により公式戦が中断し、ルヴァンカップや天皇杯は大会方式が一部変更され、すべての大会を勝ち上がった場合の最大試合数は多少減った。しかし、リーグ戦は完全消化を目標としているため、7月4日のJ1再開から33試合を12月までに実施、週に2試合を戦うことが日常になる。
それでも、阿部はその日程を「昔のほうが多かったような気もするくらい。夏場に始まるのを考えたら日程的に少しきついのかな」と、そこまで気にしてはいない様子だ。そして、大槻毅監督が率いるチームの中ではボランチを中心に、センターバックでプレーする可能性もあると予想されるが、「キャンプからいろいろな選手と生活して組んでいるので、毎年変わらずだけど、誰と組んでもしっかりやることの繰り返しですね」と、気負うところはなく自然体で構える。
長いシーズンを戦っていれば、負傷者や出場停止の選手が出ることもある。それでも、浦和の選手たちや歴代監督、そしてサポーターの誰もが、どのポジションに入っても高い水準でプレーする阿部のことを頼りにしてきた。その存在は、交代枠が5人に拡大され、より総力戦の色合いが濃くなる今季のJ1において浦和に大きな安心感を与えるはずだ。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)