チェルシー、痛恨の逆転負けもファンは楽観視? アザール“後継者”出現への反応に英紙注目
ウェストハムに逆転負けも、FWプリシッチをファンが評価 アザールの後継者に推す声も
現地時間1日、プレミアリーグの第32節が行われ、4位チェルシーはアウェーで下位に沈むウェストハムと対戦し2-3で逆転負けを喫した。エバートンに敗れた3位レスター・シティを逆転するチャンスを逃す形となったが、英紙「デイリー・エクスプレス」によると、ファンの間では、今シーズン開幕前にレアル・マドリードへ移籍したベルギー代表FWエデン・アザールに代わる後継者が見つかったという声が挙がっているという。
チェルシーはシーズン再開後、2連勝と勢いに乗っていたが、この日はウェストハムに痛恨の逆転負け。勝ち点1差で追う3位レスター・シティに代わっての順位浮上のチャンスを逃した。そうしたなかファンの間では、アメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチに対する評価が高まっている。シーズン再開後、好調のアタッカーは、この試合でも前半42分にペナルティーエリア内でドリブルを仕掛けてPKを獲得。ブラジル代表MFウィリアンの先制点をお膳立てした。その他にも、クロスバーをわずかに越えるシュートを放つなど、ウェストハムの脅威となり続けた。
そうしたプリシッチの活躍ぶりを踏まえ、「デイリー・エクスプレス」は、昨季までチームを牽引していたアザールと比較するファンたちの声をSNS上から引用して紹介。そのなかには「アザールがグレートだったことはなかった。彼のドリブルは驚異的だったけれど、ほかのプレーは平均的だった。プリシッチはもっとできる」「アザールに敬意は払うけれど、プリシッチはベルギー人よりも多くのことをこなしている。アメリカ人はよりゴールを見ている。キャプテン・アメリカはスタンフォード・ブリッジで負傷の少ないキャリアを歩んでほしい」「プリシッチ>>>>>アザール」、「プリシッチがいるのに、誰がアザールを必要とする?」といったものがあったようだ。
2019年にチェルシーを去ったアザールは、クラブで通算352試合に出場し、110得点92アシストを記録している。この偉大な記録を抜くことは決して簡単ではないが、元イングランド代表DFでチェルシーのOBでもあるアシュリー・コール氏も、ファンの声を後押しする。
「状態が良ければ、プリシッチは決定的な存在になれるだろう。負傷前、彼はチームに貢献して、得点を挙げ、アシストも記録した。その後、深刻な怪我に見舞われてしばらく戦列を離れた。でも、ロックダウン後の彼は良い状態にあるようだ。よく動くし、ストライカーとの連携も良い。危険な位置でボールを受けることが多くなるだろう。彼はチェルシーで、危険な選手になると思うよ」と、今後のさらなる活躍に期待を寄せていた。