劣勢のミランを救うクロス! 本田がナポリ戦で同点弾演出、1-1ドローで公式戦10戦無敗に貢献

終了間際にはカットインから強烈ミドルも

 しかしその5分後、本田の左足から同点ゴールが生まれた。右サイドでMFリッカルド・モントリーボからのボールを受け取った本田は、攻撃参加するDFアバーテを利用してマークを外すと左足のクロスを中央へ。FWカルロス・バッカと相手DFが競ってコースが変化したボールはファーサイドに流れ、フリーになっていたMFジャコモ・ボナベントゥーラが押し込んで1-1の同点とした。シュート10本を浴びる前半になったミランだが、終了間際の同44分のゴールでスコアをタイに戻してハーフタイムを迎えた。

 後半も試合は全体にナポリペースで進み、ミランは自陣で耐える展開になった。途中出場のMFドリス・メルテンスのシュートがゴールポストを叩く場面や、ゴール前の至近距離から放った途中出場のMFオマル・エル・カドゥリのシュートがミランGKドンナルンマの正面を突くシーンがあったものの、ゴールには至らない。

 ミランが攻撃に出られたのは試合終了間際の5分ほど。後半44分には右サイドからカットインした本田がニアサイドへ強烈な左足ミドルを放ったが、ナポリGKホセ・マヌエル・レイナにセーブされた。試合はこのまま1-1でタイムアップの笛が鳴り響いた。ミランは耐える展開の中で、ユベントスと首位を争う強敵ナポリに対して敵地で貴重な勝ち点1を勝ち取った。公式戦10戦無敗とし、充実の本田とともにミランは上昇気流に乗っている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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