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「アーセナル発バルセロナ行き」の歴代移籍を検証 成功例とされたのは…
逆パターンでの成功例は?
一方で“バルサ発ガナーズ行き”では、カンテラ所属選手の引き抜きが大半だった。その代表格はスペイン代表MFセスク・ファブレガス(現チェルシー)で、獲得に費やした資金はわずか24万ユーロ(約3120万円)だったが、2011年のバルサ復帰の際には3600万ユーロ(約46億8000万円)が動いたという。アーセナルが多額の移籍金を支払ったのは、チリ代表FWアレクシス・サンチェスの3770万ユーロ(約49億円)で、現在は攻撃の軸として不可欠な存在となっている。
バルサ、アーセナルともに攻撃的な姿勢を貫くため、両者の対戦はオープンな展開になることが多い。そのなかでヴェルメーレン、サンチェスは古巣相手に活躍を見せられるだろうか。
両クラブ間の移籍は以下の通り(移籍金は「ムンド・デポルティーボ」紙調べ)。
[アーセナル→バルセロナ]
2000年 マルク・オフェルマルス&エマニュエル・プティ/5300万ユーロ(約68億9000万円)
2003年 ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト/200万ユーロ(約2億6000万円)
2007年 ティエリ・アンリ/2400万ユーロ(約31億2000万円)
2008年 アレクサンドル・フレブ/1500万ユーロ(約19億5000万円)
2011年 セスク・ファブレガス/3600万ユーロ(約46億8000万円)
2012年 アレクサンドル・ソング/1900万ユーロ(約24億7000万円)
[バルセロナ→アーセナル]
2003年 セスク・ファブレガス/24万ユーロ(約3120万円)
2005年 フラン・メリダ/42万ユーロ(約5460万円)
2011年 ジョン・トラル/42万ユーロ(約5460万円)
2011年 エクトル・ベジェリン/12万ユーロ(約1560万円)
2013年 フリオ・プレゲスエロ/6万ユーロ(約780万円)
2013年 アレクシス・サンチェス/3770万ユーロ(約49億円)
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images