欧州5大リーグ総勢446人対象 今季「契約満了ベストイレブン」を英メディアが選出
リバプールMFララーナ、シティMFシルバなど豪華メンバーが揃う
プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、ブンデスリーガ、セリエA、リーグ・アンの欧州5大リーグとイングランド2部チャンピオンシップに所属し、今季限りで契約満了を迎える全446選手の中から英衛星放送「スカイ・スポーツ」がベストイレブンを選出した。
まずGKに選ばれたのは、バーンリーでプレーする元イングランド代表GKジョー・ハートだ。マンチェスター・シティ時代にジョゼップ・グアルディオラ監督の下で思うようなパフォーマンスを見せられず、トリノ、ウェストハムなどへのレンタル移籍を経て、2018-19シーズンから現在のバーンリーでプレー。初年度にはイングランド代表GKトム・ヒートン、GKニック・ポープの故障を受けて19試合に出場したものの、今季は一度も試合に出られていない。
守備陣には、トッテナムのベルギー代表DFヤン・フェルトンゲン、シャルケの元U-21フランス代表DFベンジャミン・スタンブリ、リバプールのイングランド代表DFナサニエル・クライン、ニースのU-21フランス代表DFマラング・サールが並んだ。
2014年のブラジル大会、18年のロシア大会とワールドカップ(W杯)2回を経験しているフェルトンゲンはトッテナムで8年を過ごし、公式戦331試合に出場した。スタンブリは契約延長の交渉が行われているとされるが、フリーエージェントになることが濃厚。一度はリバプールで不可欠な存在とされたクラインも、悲願のプレミアリーグ制覇を果たした今季は出番がなかった。
中盤には、シティの元スペイン代表MFダビド・シルバとドルトムントのドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ、そしてリバプールでリーグ優勝を達成したばかりのイングランド代表MFアダム・ララーナが選ばれた。
10シーズンにわたりシティでプレーしたシルバは6月末で契約満了となる予定だったが、新型コロナウイルスの影響でシーズン終了が長引いたことから、今季終了までの短期契約延長をクラブと交わすと見られている。去就は未定だが、米MLS(メジャーリーグサッカー)のほか、一部では同胞MFアンドレス・イニエスタがプレーするJ1ヴィッセル神戸へ移籍する可能性も取り沙汰されていた。
14年のブラジルW杯で22歳にして世界一に輝いたゲッツェは、2016年にドルトムントに復帰したが結果を残せず。ララーナは出場機会が制限されていたものの今季何度か好パフォーマンスを見せており、レスターが関心を示していると報じられている。
そして、チェルシーのブラジル代表MFウィリアン、ボーンマスのスコットランド代表MFライアン・フレイザー、パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが3トップに名を連ねた。
カバーニは過去10シーズンでリーグ戦216ゴールを記録。PSGからは契約延長のオファーもあったが、新天地を求めてこれを拒否したため、多くの強豪クラブから関心を集めると見られている。
果たして、彼らは来季どのチームでプレーすることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)