“天敵”ケーヒルが日本と縁の深い杭州緑城に加入 5カ月の短期契約後は豪州に帰還か
上海申花退団からわずか6日後、同じ中国クラブと電撃契約
2月16日に中国スーパーリーグ上海申花を退団したばかりのオーストラリア代表FWティム・ケーヒルが、同リーグの杭州緑城と5カ月の短期契約を交わしたと米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が伝えている。
現在36歳のケーヒルはプレミアリーグのエバートンなどでプレーし、オーストラリア代表でも長年にわたって活躍している。特に日本のファンにとっては苦い思い出のあるストライカーで、2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ第1戦では、終了間際に奈落の底に突き落とされる2ゴールを奪われた。
そんなケーヒルは昨年2月、前所属のMLSニューヨーク・レッドブルズから上海申花に新天地を求めた。しかし中国“爆買い”ブームのご多分に漏れず、上海申花は今冬の移籍市場でコロンビア代表MFフレディ・グアリン、ナイジェリア代表FWオバフェミ・マルティンスらを獲得。グレゴリオ・マンサーノ監督の構想から外れたことによって、ケーヒルは在籍1年でチームを去ることになった。
その後、移籍先としてJクラブや韓国Kリーグからも声がかかっていたようだが、上海申花と同じ中国リーグの杭州緑城との契約が決まった。ケーヒルは自身の「インスタグラム」で契約成立の写真とともに、以下のコメントを残している。
「私はサッカーができる状況に戻れて非常にうれしい。杭州緑城とは5カ月の契約をした。これによって将来は明るくなり、私のエナジーをすべてこのクラブとサッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)に注ぎ込める」
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