バイエルン、移籍金最大73億円で独代表FWサネ獲得へ シティとクラブ間合意と英報道
シティでの今季のCL出場は見送られることに
ブンデスリーガで8連覇を飾ったバイエルン・ミュンヘンは、来季に向けて新たにドイツ代表FWレロイ・サネの獲得発表が迫っているようだ。英紙「ザ・サン」が両クラブ間の交渉が合意に至ったことを報じている。
長期にわたり、スピードのあるウイングの獲得を希望していたバイエルンだが、ついにサネの獲得で合意したようだ。記事によるとバイエルンは4470万ポンド(約60億円)の移籍金に加え、活躍の度合いに応じて最大で1010万ポンド(約13億円)を追加で払うという。シティはさらに、次の移籍での10%を求めたようだ。
サネはすでに2000万ポンド(約27億円)という、現在の年俸の倍以上の金額でクラブと合意していた。
戦力をそがれる形になるシティだが、この交渉には満足しているという。新型コロナウイルスの影響で経済的なダメージを受けているなかで、負傷にも苦しめられていたサネを、バイエルンが当初支払うとされていた金額に2000万ポンド以上を上乗せして得られたからだ。
なお、マンチェスター・シティはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に勝ち残っているが、8月に再開するこの大会にサネは出場しないことになっているという。
2014年にシャルケからシティに加入したスピードスターは、135試合に出場して39得点を記録していた。しかし、負傷によって見送られることになったが、今シーズン開幕前から他クラブへの移籍が報じられ続けてきた。
シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、すでに選手層が厚いことから、サネの代役を獲得しないことを明らかにしている。これは、シーズン再開後に目覚ましい活躍を見せているイングランド人FWフィル・フォーデンにとっても追い風と言えるだろう。
シティは、ファイナンシャル・フェア・プレー違反により、今後2シーズンの欧州大会への出場権をはく奪され、現在はスポーツ仲裁裁判所に異議を申し立てているが、この移籍によりサネの姿を来季のCLでは見られることとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)