1位は驚異の2600億円超! 2000年代「移籍金総額トップ25」を独専門サイトが発表
トップ25に英国クラブが4割を占有 1位はチェルシーで歴代最高額はGKケパの87億円
この20年間で最も補強に資金を投じたのは一体どこのクラブなのか。ドイツ移籍情報専門サイト「transfermarkt」が、2000年以降に選手の獲得に費やした移籍金総額トップ25を紹介している。
トップ25で目を引くのはイングランド勢の多さだ。25クラブ中10クラブと4割を占めている。25位のアストン・ビラからウェストハム、ニューカッスル、エバートン、アーセナル、トッテナム、リバプール、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシーが名を連ねている。
上位5クラブに目をやると、5位はセリエAの絶対王者ユベントスとなった。選手の移籍数がトップ25ではインテル(790移籍)に次ぐ2番目の多さで、総額は19億ユーロ(約2294億円)だった。2018年にレアル・マドリードから獲得したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが最高額で、1億530万ユーロ(約127億円)とされている。
4位はアブダビ資本を取り入れてメガクラブの仲間入りを果たしたプレミアリーグのマンチェスター・シティだ。高額移籍を連発しているイメージも強いが、最大勢力のイングランドの中でも2番手。409移籍で、総額20億5000万ユーロ(約2476億円)に達している。
2位、3位にはスペインの両雄レアル・マドリードとバルセロナが並んだ。3位バルセロナは移籍数(195)でシティの2分の1以下だったが、移籍金総額20億6000万ユーロ(約2488億円)とわずかに上回った。
スター選手を集め、“銀河系軍団とも称される2位のレアルは201移籍で21億4000万ユーロ(約2584億円)を投じた。近年は若手逸材の発掘にも積極的に動き、昨夏には日本代表MF久保建英(現マジョルカ)も獲得している。2013年にトッテナムから引き抜いたウェールズ代表FWギャレス・ベイルが9090万ユーロ(110億円)でクラブ史上最高額だった。
そして1位はプレミアリーグのチェルシー。2003年にクラブを買収したロマン・アブラモビッチ会長の下で毎年のようにスター選手を獲得してきた。471の移籍で、トータル21億6000万ユーロ(約2608億円)もの資金を投じてチームを強化してきた。クラブ歴代最高額は2019年のスペイン代表GKケパ・アリサバラガで7200万ユーロ(約87億円)だった。