札幌FWジェイ、日本で飛躍した同僚チャナティップを称賛 「時には厳しい言葉を…」
AFC公式サイトがジェイのコメントを紹介 「彼は間違いなくタイ史上最高の選手」
新型コロナウイルスの影響により約4カ月間中断していたJ1リーグが、いよいよ4日に再開の時を迎える。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトもJリーグ再開に向けた特集を組み、北海道コンサドーレ札幌の元イングランド代表FWジェイが、タイ代表MFチャナティップについて語ったコメントを伝えている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
かつてタイのムアントン・ユナイテッドに所属していたジェイが、初めてチャナティップを見たのは2014年のことだったという。2人は17年に札幌でチームメートになったが、アジアでも最高峰のレベルにあるJリーグでプレーすることで、ジェイはチャナティップがより強い選手になったと感じているという。
タイ時代を振り返り、ジェイは「僕が彼を初めて見たのは、BEC(テロ・サーサナ)に所属していた時だ。彼は小さかったけれど、重心の低さが可能にするドリブルは抜きん出ていた。素早くターンすることができ、進路を変更できていたから、素晴らしい選手になると早いうちに気付いたよ。加速も早く、急停止もでき、そこから再加速するから、多くの相手にとって彼を止めるのは困難だった。特に背の高い選手にとっては、簡単にできないプレーだからね」と、振り返っている。
ムアントンを退団したジェイは、15年にジュビロ磐田に加入。17年には札幌へ移籍し、そこでチャナティップと再会を果たした。「彼は日本に来てから、タイの旗手として大きな成功を収めている。素晴らしいことだ。彼は間違いなくタイ史上最高の選手だね」と、日本で4シーズン目を迎えたタイの英雄を絶賛した。
ピッチ内だけではなく、ピッチ外でも親しいという2人だが、先に日本でプレーしていたジェイは、ムアントンの後輩でもあるチャナティップへのアドバイスを惜しまなかった。
「日本での最初の1年、彼はよくやったと思う。適応するのは難しかったと思うし、得点やアシストを多くは記録できなかった。僕も、時には厳しい言葉を送ったことがあった。でも、彼はそこから学び、より良くなった。翌シーズンは素晴らしいパフォーマンスを見せ、ゴールを決め、ゴールを演出した。昨季はややおとなしかったけれど、悪くはなかったよ。良い試合もあれば、悪い試合もある。大切なのは、悪い試合を最悪な試合にしないことだ。彼の良い試合の時は、素晴らしいからね」