メッシ、“コーチ無視疑惑”の波紋拡大 監督の“表情”に現地紙は注目「顔をよく見て」
サラビアコーチがメッシに指示を出そうとするも、見向きもせずに“無視”と指摘される
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは現地時間6月27日のリーガ・エスパニョーラ第32節セルタ戦(2-2)中に、キケ・セティエン監督の右腕であるエデル・サラビア・アシスタントコーチを無視したと報じられ、反響が拡大中だ。元スペイン代表GKは「選手は監督と話したいもの」との見解を示している。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
メッシはウルグアイ代表FWルイス・スアレスの先制点を演出したが、自身はノーゴールに終わり、チームも終盤に直接FK弾を決められ、2-2の引き分けに終わった。
ライバルの首位レアル・マドリードとの勝ち点差は「2」に広がる手痛いドローだが、後半の給水タイムにサラビアコーチがなんらかの指示をするためにベンチに近づいたメッシに話しかけたが、メッシは用が済むとすぐさま振り返ってピッチに戻り、見向きもしなかったとされている。
スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「サラビアがバライドスで被害を受けたメッシの苛立ち」と見出しを打ってレポート。「バルサのクラックは、水分補給による試合中断の時にセティエンの第2監督(アシスタントコーチ)が2度にわたって何かを言おうとした時に無視した。エデルが近づき、メッシが後ろを向いた。ルイス・スアレスが呼び、サラビアがもう一度メッシを探したがメッシは振り向くことさえしなかった。メッシは何か言っている。目の前でその様子を見ていたセティエンの顔をよく見てください」と伝えている。
また、元スペイン代表GKサンティアゴ・カニサレス氏はスペインのテレビ番組「Vamos de movistar+」で選手としての経験も踏まえながら見解を述べた。
「選手というのは第一監督が話すのが好きなんだ。どれが理想的だとか正しいとかいうことではない。選手というのは第一監督が来てほしいもの。それがしなければならないことで、直さなければならない。第二、第三監督が来て何かについて話すことはあり、それはいいけど、でも第二監督が大きな形で主役を務めるというのは、決して選手は好きではない。それがチーム内で起きていることだ」
メッシの意図は明らかとはなっていないが、レアルの後塵を拝しているチーム状況も少なからず影響しているのは間違いなさそうだ。