浦和・大槻監督、J1再開戦の“喜び”語る 王者との一戦は「大きなモチベーションで臨める」
7月4日のJ1再開初戦で昨季王者の横浜FMと対戦予定
浦和レッズの大槻毅監督は、30日の午前練習後にビデオ通話アプリを使用して取材対応を行った。7月4日に再開するJ1初戦で昨季王者の横浜F・マリノスと対戦することを「大きなモチベーションで臨める」と楽しみにしている。
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新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断するのは誰にとっても初の経験だが、先日のPCR検査でJリーグは全選手、スタッフに陰性が認められた。大槻監督は「僕だけでなく(選手やスタッフの)家族もホッとしたのではないでしょうか。子供のいる家族は学校も始まり、気は使ってもどうなっているかと心配だったと思う。たくさんの人に支えられている私たちが、その支えを受けてこの結果になっていると思う。様々な方への感謝の気持ちでこの結果を受け止めました」と感謝の言葉を残している。
その初戦で対戦するのは昨季のJリーグ王者。それだけに指揮官は「チャンピオンとの戦いを喜んでいる。大きなモチベーションで臨めるという思いですね。中断前のゼロックス杯、ACL、リーグ戦も見る機会がありましたが、中断期間にブラッシュアップするなど色々な要素はあるでしょうから見えないところはあります」と、無観客での“リモートマッチ”になることなど多くの要素がある初戦について話す。
浦和はこの日、3月末以来の約3カ月ぶりに練習を報道陣に公開した。3回の時間帯に分けた紅白戦のメンバーは完全にシャッフル状態で、その再開のゲームのピッチにどの選手が立つかは予想しづらい。指揮官もまた「ほとんど怪我人がいなくて戻ってきている状況で、トレーニングも良くできている。試合に出た選手がアグレッシブに戦ってくれると思っている。コンディションの良い状態の選手を使いたいし、トレーニングで見せてくれた選手を活躍させるべく送り出したい」と話した。
今季はこの再開初戦からリーグ33試合を半年に足りない期間で一気に消化することになる。それを受けて交代枠がハーフタイムを除く3回で最大5人までと拡大。社会情勢が変化する可能性も鑑みて、降格チームは発生しない。こうした要素を受け、大槻監督はドイツのブンデスリーガやスペインのリーガ・エスパニョーラなど、すでに再開しているリーグを見ての気づきや傾向を話した。
「交代の傾向も見て、調べてもみました。時間帯での傾向もあったけど、Jリーグにも独自の色があるし、独自の色がついていくと思う。臨機応変に対応しないといけない。そして、降格がないことで攻撃的な試合は多くなるのではないか。オープンなゲームが増えると思う。夏場のスタートになり、過密日程で守備組織の強度を維持しようとしてもできなくなってくる。普段でも90分維持するのは難しいものが、崩れるのが早くなると思う。5人の交代枠もあり、攻撃に出るためのカードの切り方が増えると思う」
穏やかな表情とは別に、大槻監督は「まずマリノス戦に100パーセントの準備をして臨む」と、注目の集まる再開初戦で昨季王者を倒す気でいる。約4カ月の中断を終えてJ1が日常に戻ってくるが、オリジナル10同士の激突は注目の一戦になると言えるはずだ。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)