FA杯で連日起きた「コイン投げ」の愚行 サッカーの母国で物議を醸す
前日にはWBAの選手にコインが直撃
実は同様の事件は、20日の別会場でも起こっていた。その試合はウエスト・ブロムウィッチ(WBA)対レディングで、WBAに所属する北アイルランド代表MFクリス・ブラントに対してレディングサポーターがコインを投げつけて、ブラントに直撃する惨事が起きている。
チェルシーに在籍した選手では、過去にコートジボワール代表FWディディエ・ドログバ(現モントリオール・インパクト)が観客席から投げつけられたコインを投げ返し、出場停止処分を受けたこともあった。ピッチ上の主役を傷つけかねない行動だけに、スタンドとの距離が近いスタジアムの多いイングランドでも「非常に醜い愚行」と断罪されているが、最近「コイン投げ」が多発してしまっている。
サッカーの母国で続くこの暴挙が、収まる日は来るのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2