久保建英、来季所属先の決定権を保持 ソシエダ行きが有力もレアルはいかなる決断も容認へ
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ソシエダのサッカースタイルも久保の成長を後押しと分析
マジョルカの日本代表MF久保建英の来季去就が、スペインでも大きな関心を持たれている。スペインラジオ局「カデナ・セール」は、イタリアの名門ACミラン行きの可能性を報じたが、スペイン紙「AS」は、レアル・ソシエダが条件面では最も良さそうだと伝えている。
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記事によれば、レアルは久保のマジョルカでのパフォーマンスに満足しているという。能力の高さは把握していたが、ヨーロッパサッカーへの適応の早さは驚きだったようだ。当初、レアルのBチームとなるカステージャでプレーする予定だった久保だが、その後にマジョルカへ1年間のレンタル移籍。リーガ・エスパニョーラ挑戦1年目で29試合に出場して3得点2アシストと、レアルの期待を上回る活躍を見せている。
期限付き移籍で久保の獲得を望むクラブが多くを占めるなかで、レアルもヨーロッパの大会に出場できるクラブで経験を積ませたいと考えている様子。そして、現時点でソシエダが最も関心を引くオファーを送っているという。
「AS」紙はレアルとソシエダの両クラブ間の良好な関係について言及。ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールが来季もソシエダに残留することも、久保獲得の後押しになるとしている。若い選手にプレー時間を与えることを恐れず、アグレッシブに戦うソシエダのスタンスが、久保の成長を促すとレアルも感じているようだ。
来季の移籍先については、久保自身が判断することになり、レアルとしてもそれを歓迎。久保がソシエダ以外のクラブへの移籍を決断した場合も、それを後押しするという。
なお、記事では久保がスペインでのプレーを希望するため、スペイン以外のオファーは断るのではないかと予想。かつて元日本代表MF本田圭佑(現ボタフォゴ)も所属したACミラン行きは選択肢から外れるのか。新天地が正式決定するまで、様々な憶測が飛び交うことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)