“シャビ・バルサ”実現は2021年以降? 内紛報道が活発化も…複数の理由をスペイン紙指摘
現会長との関係性、アル・サッドへの忠誠が主な理由として挙げられる
バルセロナはキケ・セティエン監督が選手からの信頼を失っており、今季終了後にも指揮官交代が起こる可能性が盛んに報じられ始めた。後任としてクラブレジェンドのシャビ・エルナンデス監督(アル・サッド)の名が浮上している。しかし、“シャビ・バルサ”の実現は2021年以降になるとスペイン紙「マルカ」は報じている。
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バルセロナは新型コロナウイルスの影響による中断期間に入るまでリーグ戦首位に立っていたが、現地時間19日の第30節セビージャ戦(0-0)のドローに終わり、宿敵レアル・マドリードと立場が逆転。さらに27日の第32節セルタ戦(2-2)も引き分けで足踏みとなった。
バルサではセティエン監督と選手たちの間に亀裂が走っていると報じられ、監督やスタッフを無視する選手もいるとの報道もある。
内紛騒動で混迷を極めるなかで浮上しているのが、シャビ待望論だ。記事によれば、パンデミックによるリーグ戦中断期間からすでにシャビ監督のもとには元チームメートから復帰を待望する電話がかかってきていたという。
エルネスト・バルベルデ前監督解任時にもシャビ監督の古巣復帰は取り沙汰されたが、その時はシャビ監督が「時期尚早」としてオファーを拒否していた。
しかし、シャビ監督の招聘が実現するのは早くとも2021年以降となりそうだ。その理由はいくつかあるようで、まず一つはシャビ監督とバルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ現会長の関係性が今ひとつよくないことが挙げられている。
2021年夏にはバルセロナの会長選挙が行われるが、そこではシャビ監督と良好な関係といわれるビクトル・フォント氏が立候補する予定となっている。
そして、シャビ監督は指揮官として最初のチャンスを与えてくれたアル・サッドへの忠誠があり、同クラブで今シーズンを最後まで戦いたい考えているという。アル・サッドは試合が延期されているAFCチャンピオンズリーグにも出場している。
現時点ではシャビ監督が即座にバルセロナに復帰を果たす可能性は低いようだ。ただし、フットボールの世界ではたった数試合の結果で状況が一変することがあると記事では指摘されており、より早い段階でシャビ監督がバルセロナへ復帰する可能性がゼロではないことも示唆されている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)