“ゼロトップ”の師弟関係が崩壊!? 「怒りを感じる」ローマ監督が反逆のトッティに厳罰処分

パレルモ戦でベンチ外に スパレッティ監督は采配批判の”王子様”に苦言

 ASローマに所属する元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)での起用法の不満をぶちまけたが、21日のリーグ第26節パレルモ戦ではベンチ外となった。この件についてルチアーノ・スパレッティ監督は、「トッティを外さざるを得なかった」とコメントし、ふたりの関係が危機的な状況にあることを示唆した。イタリア衛星放送「メディアセット・プレミア」が報じている。

 トッティは17日に行われたCL決勝トーナメント1回戦、レアルマドリードとの第1戦で後半42分から途中出場したが、スコアはすでに0-2と試合が決まった状況で投入された。またその時点で、リーグ戦3試合連続で出場なしという状況に、「ローマに対する貢献を考えれば、もっと敬意を支払われるべき」と、怒り心頭のコメントを残している。

 ローマサポーターから絶大な信任を得る“王子様”らしい反逆劇だが、6シーズンぶりにローマの指揮官に復帰した戦術家は、5-0で大勝した21日のパレルモ戦後のインタビューで、こうやり返した。

「トッティのような影響力のある選手がこのようなコメントを残せば、大問題になることは明確なはずだ。そういった意味で、私も怒りや不快感を感じている。実際、私は今夜、彼をプレーさせるつもりでいた。ただもし、投入が難しい状況になって出場できなかったら、彼はジャブのような悪口どころか、ミサイルのような怒りをぶつけてきただろう!」

 

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