リバプールの大型補強は「“調和”を乱すリスク」 南野の存在をOB強調「必要性はない」
元英代表MFバーンリー氏が主張「すでにベンチからインパクトを与えられるタレント軍団」
リバプールは現地時間25日、2位マンチェスター・シティがプレミアリーグ第31節チェルシー戦を1-2で落としたことで、30年ぶりのリーグ制覇が決定した。英メディアは「リバプールに大型補強は必要なく、オリギと南野がタイトル覇者にもたらす“調和”を乱すリスクを伴う」と、日本代表MF南野拓実の存在を強調している。
今季首位を独走したリバプールは24日に行われた第31節クリスタル・パレス戦を4-0で制し、勝ち点を「86」まで伸ばした。1試合消化の少ないシティと勝ち点23差となったが、同節にシティがチェルシーに敗れたことで、残り7試合を残して最速優勝が決定。今年1月に加入した南野は日本人4人目となるプレミア優勝を果たした。
来季は連覇を目指すことになるが、英紙「ザ・サン」は「リバプールに大型補強は必要なく、オリギと南野がタイトル覇者にもたらす“調和”を乱すリスクを伴う」と見出しを打ち、かつてリバプールで活躍した元イングランド代表MFジョン・バーンズ氏のコメントを紹介。リバプールはドイツ代表FWティモ・ヴェルナーを今夏最大の補強ターゲットにしていたが、最終的にはチェルシーへと奪い取られることになった。それでも、バーンズ氏はスーパーサブを務める南野とベルギー代表FWディボック・オリギを頼りにするべきと主張している。
「常にベンチにいる彼らにとって、大型補強はどう感じるだろうか? 私はその必要性はまったく感じない。南野やオリギのような選手を投入できるチームを擁しているのなら、リバプールはすでにベンチからインパクトを与えられるタレント軍団であると言える。このまま誰ともサインせずに進むのでなんの問題もない。大型補強の必要性がまったく理解できない。もしそれをしてしまったら、彼らの反応、彼らがチームにもたらす“調和”に重圧をもたらすことになるだろう」
現在、リバプールは先発イレブンが固定化されており、特に前線の3トップはエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが確固たる地位を築いている。南野とオリギはバックアッパーの役割をまっとうしているが、大型補強を施してしまうことで、保たれているチームバランスが崩れてしまう可能性は少なからずありそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)