ミラン会長の問題発言再び 悪童バロテッリに対し「太陽の光を浴び過ぎた」
過去には米大統領に同様の発言
ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長から再び問題発言が飛び出した。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
ミラン買収30周年を迎えるなか、かつてイタリア首相を務めた名物オーナーは20日、練習場のミラネッロを訪問。幹部、選手、スタッフと記念日を祝った。すると、上機嫌のミラン総帥からこんな発言が飛び出した。
「ミハイロビッチ監督が私を納得させるために何をすればいいか? すべての試合に勝つこと。そうすれば簡単に納得するよ。選手たちには、信じなければならないと話した。メンバーは才能のある選手たちが揃っている。メネズやバロテッリのような。バロテッリはイタリア人だけど太陽の光を浴び過ぎた……」
昨季16得点を叩き出したが、2度の腰痛による手術からようやく復帰したMFジェレミー・メネズ、イタリア代表のエース候補と期待されながらも素行不良などでキャリアが下降気味なFWマリオ・バロテッリの才能を称えたミラン総帥だが、その後問題発言が起きた。
ガーナ移民の夫妻の長男として生まれたバロテッリに対し、日焼けし過ぎと語った。かつてアメリカ合衆国のバラク・オバマ大統領に対しても「日焼けしている」「日焼けしていて格好いい」と問題発言を繰り返して、イタリア首相時代に世界的な物議を醸したベルルスコーニ氏は全く懲りてない様子だった。ストライカーの肌の色に対する発言はあまりに不穏当だ。
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