大迫勇也、2G1Aの救世主が堂々”MOM”選出 現地大絶賛「大迫はカンフル剤」
大迫勇也が2得点1アシストで6-1の勝利に貢献 自動降格を回避してプレーオフへ
ブレーメンの日本代表FW大迫勇也は現地時間27日に行われたブンデスリーガ最終節の本拠地ケルン戦で2得点1アシストをマークし、6-1の勝利に貢献。チームを自動降格圏から脱出させた“救世主”大迫はブンデスリーガ第34節の”MOM”に選出され、指揮官も「DFに囲まれている時のほうがいい選手だ」などと賛辞を送った。
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ブレーメンは最終節を迎えた時点で勝ち点28。18チーム中の17位で、最終節の結果次第では来季2部への自動降格が決まる状況で試合を迎えた。チームのそんな窮地から救ったのが大迫だった。
前半22分、ゴール前に構えていた大迫がMFマキシミリアン・エッゲシュタインのシュート性の鋭い縦パスを巧みに足元に収め、右足でゴール右上を射抜いて先制点を奪った。続く同27分にはFWミロト・ラシカの追加点をアシストし、チームは勢い立たせた。
4-0で迎えた後半13分には右サイドのクロスを右足のダイレクトシュートでゴールに叩き込み、この試合2得点目をマーク。大迫の活躍でブレーメンは6-1と圧勝。残留を争っていたデュッセルドルフが0-2で敗れたこともあり、16位に浮上して自動降格を回避することに成功した。ブレーメンは昇降格プレーオフに回り、残留の望みをつないだ。
ブンデスリーガ公式サイトは大迫が第34節の「マン・オブ・ザ・マッチデイ」に選出されたと発表。プレッシャーをもろともしない活躍でブレーメンを危機から救った日本代表ストライカーは「救世主」と称され、「大迫はカンフル剤」とチームに勢いを与えたパフォーマンスが高く評価されている。
ブレーメンを率いるフロリアン・コーフェルト監督も「彼は多くのスペースがある時よりも、ディフェンダーに囲まれているときのほうがいい選手だ」と大迫を絶賛。記事では「(監督のコメントが)この日本代表が緊張感を帯びた試合で活躍する能力を持つことを説明しているのかもしれない」と記された。
大迫はブンデスリーガラスト4試合で4得点とゴールを量産。今季リーグ戦8得点で、ドイツ移籍後の自己最多得点となった。その勝負強さをプレーオフでも発揮し、チームを1部残留に導くことができるだろうか。